和歌山へバス研修!

和歌山へバス研修!

10月の締めくくりで、和歌山の「稲むらの火の館」に行ってきました。

ペッパーくんも防災の活動!

この施設には、濱口梧陵記念館と津波防災教育センターがあります。

1820年(文政3年)、「稲むらの火」で知られる濱口梧陵は、紀州広村(現在の広川町)の生まれ。

安政の大地震津波時、その命の火で多くの村人を救った濱口梧陵の功績は、現代に通じる津波防災の象徴として広く語り継がれています。

治水事業が国や地域を豊かにしてきたことは、常に学んできましたが、濱口梧陵は、今では湯浅特産となっている醤油生産の事業家で、本来であれば公共事業である堤防整備を、私財を投じて行っことに心を打たれます。

当時整備されたのが広村堤防です。

広村堤防の一部です

また、この地域の子どもたちへの防災教育をはじめとする、熱心な防災への行政の取り組みにも目を見張るものがあります。

地域の行事で防災教育!

防災事業はいつ来るかはわからないが、来るべき時に備えるもので、その整備にどのくらいのお金をかけるのか、判断が難しい側面はあります。

しかし、ハードとソフトの両面で行うことで、その効果を増幅させることはできると思っていましたが、防災教育の大切さを再認識することができました。

命を守ることが、地域や国を守ることにつながり、豊かな暮らしを実現し継続していけるので、防災だけにとどまらず、防犯、防衛についても、同様だと考えます。

施設見学後、バス移動の道中、「まもるくん」というメッセージが書かれた建物を発見!

調べてみると、津波の時の避難場所として整備された、これも防災のためのものでした。

地域の課題に合った防災活動が必要ですね。

私が最近、特に気にしているのは、地下シェルターです。

ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮の弾道ミサイルなど、他人事ではいられないことが、起きています。

そして、そのようなことが起きた時は、「近くの建物(できればコンクリート造り等頑丈な建物)の中又は地下街、地下駅舎などの地下施設に避難してください。」と、Jアラートなどで誘導されます。

しかし、街の中の一部にしか、そのような建物や地下施設がないのが現状です。高槻も同様です。

命を守ることをもっと大切にするための政治の判断が求められると、特に感じています。

今回の研修は、高槻市人権まちづくり協会の3年ぶりに開催されたもので、参加させていただきました。

毎回は、参加できていませんが、10年以上にわたりご縁をいただいています。有意義な研修が多く、今回もたくさんの学びと、出会いに感謝です!

安全運転の可愛いバスにも感謝。

昼食場所で、こんなものも発見!(発見して教えてくれたのは研修でご一緒させていただいた方ですが…) 田村みかん!

販売者は田村みかん蜂久農園さん、製造者は社福法人一麦会はぐるま共同作業所ラテールさん!

帰りは和歌山マリーナシティの黒潮市場にも寄って、楽しませていただきました。

青い海と空に囲まれた一日となりました。